ミルウォキー・バックスは、日本時間2月1日(現地1月31日)に行われた敵地サンアントニオ・スパーズ戦に118-144で完敗した。ヤニス・アデトクンボは試合終盤に相手のクリス・ポールからファウルを受けてヒートアップしたが、試合後のその瞬間を振り返っている。『ESPN』のマイケル・C・ライト記者が伝えた。 アデトクンボは35得点(フィールドゴール13/23、3ポイント0/1、フリースロー9/14)、14リバウンド、6アシストを記録したが、試合は第3クォーターに大差をつけられて劣勢となる。 111-131のビハインドで迎えた第4クォーター残り3分46秒、フリースローライン付近でパスを受けたアデトクンボはスピンムーブからシュートを狙ったが、対峙した1人のポールからファウルを受け、コートに倒れ込んだ。 ポールに背後から押されたようにも見え、腰付近から倒れたアデトクンボはすぐにポールを指指して何かを言った。その後、両チームの選手が入り乱れ、乱闘騒動になりかけたが、何とか大ごとにはならず。レビューの結果、ポールは通常のファウルと判定された。 アデトクンボは「何もなかった。フィジカルなプレイだった。僕がつまづいたのか、押されたのかは分からない」と語ったが、試合後になぜコート上でインタビューを受けるポールを待っていたのかという質問にはこのように答えたという。 「僕たちはみんな男で、選手だ。お互いを尊重し合っている。とはいえ、もし言葉や言動が一線を越えたら、必然的なことが起こる。僕はあまり多くを語らない。正しいプレイをするように心がけている。もし、相手が僕の生活やキャリア、体を危険にさらしていると感じたら、考えないといけない。僕には養わなきゃいけない家族がいるからね」 バックスのドック・リバースHC(ヘッドコーチ)は、「ヤニスは我々のリーグの誰よりも冷静(な選手)だ。もし彼が何かに怒りを覚えていたとしたら、おそらく何かが起こったのだろう」と擁護していた。