フェニックス・サンズは、15勝17敗のウェスト11位という成績で2024年を終えた。現状ではプレイイン・トーナメントにも出場できない位置であり、主力の1人であるデビン・ブッカーはフラストレーションを抱えていることを吐露している。『PHNX Sports』のジェラルド・ボーガット記者が伝えた。 開幕10試合で8勝2敗の好スタートを切ったサンズだったが、その後は失速。平均112.2得点はリーグ15位、平均114.0失点はリーグ18位、ケビン・デュラント、ブッカー、ブラッドリー・ビールの一緒にプレイした時間はわずか197分しかない。 日本時間1月1日(現地12月31日)にホームで行われたメンフィス・グリズリーズ戦は左鼠径部の怪我で5試合を欠場したブッカーが復帰した一方で、ユスフ・ヌルキッチが乱闘騒動による出場停止処分で欠場、ビールも臀部打撲で第1クォーターのうちにコートを去る苦しい展開。デュラントが29得点と奮闘したが、グリズリーズのジャレン・ジャクソンJr.に38得点、デズモンド・ベインに31得点を許して112-117と屈し、3連敗で2024年を終える形になった。 ブッカーは試合後、「フラストレーションレベルが高い」と吐露し、「プレイイン(トーナメント出場圏)ポジションを抜け出し、可能な限り勝ちたい」と巻き返しを誓った。 指揮を執るマイク・ブーデンホルザーHC(ヘッドコーチ)は、「高いレベルで勝ち続けてきた選手たちがいるゆえに、今は簡単な時期ではない。しかし、我々は一緒にそれを乗り越える方法を見つけるだろう」とコメント。デュラントも「ロッカールームにいる選手全員が同じメンタリティーを持っていると思う。みんなで鏡を見て、もっといいチームになるしかない」と前を向いていた。