インディアナ・ペイサーズは、11月30日(現地29日)から12月5日(同4日)にかけて今季初の4連敗を喫した。主軸のタイリース・ハリバートンは、チームの現状に危機感を覚えているようだ。 昨季は47勝35敗でイースト6位につけたが、現在は10勝14敗でイースト9位とプレイイン・トーナメント進出の当落線上にある。パスカル・シアカムがチームトップの平均20.1得点、ベネディクト・マサリンが平均18.0得点、ハリバートンが平均17.6得点、8.4アシストと続く。チームの得点力は決して低くないが、平均118.4失点はワースト4位と守備が課題だ。 ペイサーズは11月30日のデトロイト・ピストンズ戦、その後、メンフィス・グリズリーズ、トロント・ラプターズ、ブルックリン・ネッツと敗れ、その時点で9勝14敗。借金は今季最多の「5」にかさんだ。 『インディアナポリス・スター』のダスティン・ドピラック記者によれば、ハリバートンはチームに檄を飛ばしたという。 「グループとして、今フロア上で見せているものは恥ずべきものだ。どのチームもハードにプレイしている。どのチームも若くてエネルギーがある。僕たちがそれに匹敵する、あるいはそれ以上であってはいけない理由はない。ただ、僕たちが毎晩のプレイをもっと良くする必要があると思う。プライドが高すぎる。努力ももっとしないといけない」 また、『Hoopshype』のマイケル・スコット記者もハリバートンが「ポジティブなことはあまり言えない。それはネガティブに見えるかもしれない。ただ、グループとして全ての面でもっと良くなれる。素晴らしいのはシーズンは82試合あり、あと60試合ほど解決するための時間はある。グループとして、僕たちは成長しなければならないことがたくさんある。今のようにリーグに埋もれるか、そこから這い上がるか、いずれ分岐点が来る」と語ったことを伝えている。 果たして、ペイサーズは昨季のような強さを取り戻すことができるだろうか。