昨季王者のボストン・セルティックスが、他チームに先んじてメディアデーを開催した。会見に応じたファイナルMVPのジェイレン・ブラウンが、パリ五輪に出場したアメリカ代表に選出されなかったことについて問われた。 最初の質問で代表落選が新シーズンに影響するかを問われると、「1問目でそれ？ ちょっとウォームアップさせてくれよ」と笑いながらも、「（新シーズンの）準備はできている」とコメントした。 「（コートに）戻ってこられて嬉しいよ。過去は過去だ。チームを率いてケミストリーを築き、新たな1年の調子を整える準備はできている。明らかにモチベーションは高いよ」 ブラウンのモチベーションを高めているのはアメリカ代表落選だけではない。昨季はオールNBAチームとオールディフェンシブチーム入りを逃していた。『NBC Sports Boston』の特別番組でこれらの落選についても言及している。 「コンペティターである以上、モチベーションを高め、それを維持し、責任を増すのに役立つような要素を常に探している。自分はそういうタイプだ。いつも何かを探している。でも、物事が思い通りにいかなかったり、批判するような声が大きくなったりすると、もっとやる気を出して、もっと良くなろうと目覚めるんだ」 セルティックスにとっては1968年、1969年以来となる2連覇がかかったシーズンとなる。やる気に満ちているブラウンは、久々の偉業を成し遂げることができるか。