パリ五輪初戦でセルビア相手に快勝したアメリカだが、タイリース・ハリバートンとジェイソン・テイタムの2人は出番が無かった。NBAでは輝かしい実績を残している彼らがずっとベンチで過ごしたのはコンディション不良が疑われたものの、『Boston Globe』のゲイリー・ウォッシュバーン記者はテイタムにその旨を質問したところ、「いや、体調はいい」と回答されたことを自身のXで明かしている。 試合後、スティーブ・カーHC(ヘッドコーチ)は、「理にかなった組み合わせにしたかったから」と、起用法について語った。 「ジェイソンはプレイするだろう。すべての試合はマッチアップによって(ラインナップが)異なる。彼は3年連続でオールNBA1stチームに選ばれているんだ。そんな彼をプレイさせなかったのはおかしいかもしれないが、40分の試合で10人以上をプレイさせることはできないんだ」 また、この日のラインナップはケビン・デュラントが復帰したことも多分に影響したようだ。「ケビンが戻ってきたから最も理にかなった組み合わせにした。こういうラインナップにしたいと決めた時は、自分でもクレイジーだと思った。選手たちはNBAでの実績を忘れ、ただ6勝することが大事だと理解している。ジェイソンは究極のプロで上手く対応しているし、次の試合に向けて準備もできているよ」とカーHCは振り返る。 アメリカはテイタムとハリバートンが出なくても勝利を収めたが、まだ初戦を終えたばかり。次の南スーダン戦では、2人にも出番が巡ってくるだろう。