7月27日、パリ五輪バスケットボール男子予選リーグの日本対ドイツ戦が行なわれ、77-97で日本が五輪初戦を落とした。 日本は八村塁、渡邊雄太、河村勇輝、ジョシュ・ホーキンソン、吉井裕鷹が先発。第1クォーターは3ポイントを5/10で沈めたが、昨年のFIBAワールドカップ優勝メンバーでもあるデニス・シュルーダーの個人技、ダニエル・タイスとモリッツ・バグナーの高さを生かしたプレイに苦しみ、21-28と7点ビハインドで最初の10分を終える。 第2クォーター序盤には八村が豪快なダンクで会場を盛り上げると、直後のディフェンスでは渡邊がブロック。その後はオフェンスが停滞する時間もあったが、終盤に河村とホーキンソンの連携、さらにはドイツのアンスポーツマンライクファウルで得たフリースローを河村が沈めるなどして、44-52と8点ビハインドで前半を終えた。 第3クォーター早々には渡邊が4本目の3ポイントを沈め、八村のフリースローで7点差に。しかし中盤以降は日本の得点が伸びず、この10分間は17-22と粘ったものの、トータルでは61-74と13点ビハインドを付けられた。 第4クォーターは残り8分で河村が4つ目のファウル。ドイツがコンスタントに得点を積み重ねるのに対して日本はリードを許し続けてしまう。終盤はゾーンディフェンスを敷くも、最後は20点差をつけられた。 日本は八村がチームトップの20点、10リバウンド、2アシスト、2ブロックを記録。渡邊は16点、ホーキンソンは13点、11リバウンド、2スティール、河村が11点、吉井が10点をマークした。チーム全体ではFG成功率36.4%(24/66)、3ポイント成功率35.3%(12/34)、フリースロー成功率85.0%(17/20)を記録している。ドイツに対してリバウンドは39-36と上回ったが、ターンオーバーは13-5と8本多く記録してしまった。 ドイツはフランツ・バグナーがゲームハイの22点、シュルーダーが13点、12アシストを挙げている。チーム全体ではFG成功率53.5%(38/71)、3ポイント成功率37.9%(11/29)、フリースロー成功率90.9%(10/11)を記録した。 日本は31日にフランスと予選リーグ2戦目を戦う。