今オフの最後の大物フリーエージェントは、「果たしてどのチームと契約するのか?」という決断に悩まされている訳ではない。ドウェイン・ウェイドは、マイアミ・ヒートと再契約するか、それとも現役引退するかという二択で迷っているのだ。 だが、3度の優勝歴を誇るウェイドは、先週木曜日(現地時間)の段階ではまだ決断を下すことができていなかった。 Sun-Sentinelのアイラ・ウィンダーマン記者を含む複数のリポーターによるインタビューに応じたウェイドは、「できれば今日、君達の質問に答えられたら良かったんだけれど、生憎まだその準備が整っていないんだ」と話した。 ウェイド自身も、彼のファン達も、もし彼が現役続行するならサウスビーチのチーム(ヒート)と再契約する以外考えられないと思っている。 それを証明するかのように、彼は「ずっと言い続けていることだけれど、昨シーズンのトレードでヒートに戻って来られたのは、俺にとって最高の出来事だった。ヒートに戻って最初のインタビューで、俺は『もう他のチームに行く気はない』と言ったんだ。俺の家族はこの街にいるし、俺の子供達はこの街で育っている。だから、もし今シーズンを前に現役を引退することになっても、俺はパジャマやジャケットの下にヒートのユニフォームを着て生活するはずだよ」とまでコメントしている。 ウェイドは、これまでのキャリア通算で出場した全982試合のうち876試合をヒートでプレーしている。彼は、ヒート在籍中に12回NBAオールスターに出場した他、得点王を1回と、NBAファイナルMVPを1回受賞している。