日本時間7月11日(現地10日)、ロサンゼルス・クリッパーズのカワイ・レナードがパリ五輪に向けたアメリカ代表から離脱することが発表された。代わりにボストン・セルティックスのデリック・ホワイトが加わる。 レナードは昨季終盤に右膝の炎症で試合を欠場していたが、「カワイはこの数週間でオリンピックに向けて調子を上げ、ラスベガスでは強度の高い練習をしてきた」とUSAバスケットボールは明かしている。しかし、「本人は準備できていると感じていたが、パリ五輪に出場するよりも来シーズンに向けて残りの夏を過ごすことが本人にとってベストであると、USAバスケットボールとクリッパーズは決断を下した」と、将来を見据えての判断だったと説明している。 チームUSAのディレクターを務めるグラント・ヒルは、「カワイの代表チームへの献身に感謝したい。彼はアメリカを代表する機会を得たが、USAバスケットボールとクリッパーズは、カワイがNBAの新シーズンに準備できるようにすることが重要と考えた」と声明を発表している。 またヒルはホワイトについて、「パリに向けて準備を続けていく中で、これから彼がチームに加わるのを楽しみにしている」と語っている。