シカゴ・ブルズのアレックス・カルーソとオクラホマシティ・サンダーのジョシュ・ギディーのトレードが成立するようだ。『ESPN』のエイドリアン・ウォジナロウスキー記者が報じている。 サンダーのサム・プレスティGM(ジェネラルマネージャー)は、オールディフェンシブチームに2度選出されたカルーソの獲得を熱望していたという。ウォジナロウスキー記者は今回の補強を、王朝を築く直前の2013年にゴールデンステイト・ウォリアーズがアンドレ・イグダーラを獲得した動きと同様のものと評している。なお、この時のイグダーラと現在のカルーソはともに30歳だ。 カルーソの加入でサンダーは、ルーゲンツ・ドート、ケイソン・ウォレスと、リーグ有数のオンボールディフェンダー3人を擁することとなる。また、カルーソは約半年後に4年8000万ドルの契約延長を結ぶ資格を得られる。関係者によると、サンダーはカルーソを長期的に残したいと考えているようだ。 ブルズは故障の多いロンゾ・ボールに代わる司令塔を探しており、21歳と若いギディーに白羽の矢が立った。『ESPN Stats & Information』によると、ギディーの通算トリプルダブルの回数(11)は、21歳以下の選手としてはルカ・ドンチッチ(ダラス・マーベリックス)、マジック・ジョンソン(元ロサンゼルス・レイカーズ)、ベン・シモンズ(ブルックリン・ネッツ)に次ぐ4番目である。しかしサンダーではPGもこなすシェイ・ギルジャス・アレクサンダーの大ブレイクもあって、とりわけプレイオフではギディーの活躍の場が限られていた。