今から約1ヶ月後にボストン・セルティックスの今シーズン開幕戦(対フィラデルフィア・76ers戦)が行われる。その試合がティップオフされる時に、セルティックスのフォワードのゴードン・ヘイワードはきっとコート上に立っているだろう。 ボストンにあるニューバランス社の世界本社で記者団の取材に応じたヘイワードは、長かったリハビリ生活について語った。昨シーズンの開幕戦の試合開始から僅か5分の場面で、彼はシーズン全休を余儀なくされるほどの酷い足首の怪我を負った。だが、彼は2018-19シーズンの開幕までに復帰できるようにハードなリハビリを続けてきた。 WatchStadium.comのジェフ・グッドマン記者のリポートによると、ヘイワードは記者団に対し、開幕戦から何の制限もない状態でプレーできると自信満々で語ったという。ヘイワードは「もう100%の状態だと言っても過言ではない」と言っているが、シーズン開幕までにゲームシェイプ(実際の試合に通用する肉体)と持ち前の爆発力を取り戻すことが開幕までに残された課題だと述べている。彼は既に2週間ほど前から5対5の練習を再開しているようだ。 彼は「試合勘を取り戻すのに時間がかかるのは確かだ。僕は1年間も試合でプレーしていないんだからね」と付け加えている。 ヘイワードは自身のリハビリの過程をネット上で公開しており、今夏の初頭には自身のWebサイトに「7月下旬にはフルコートの5対5の練習を再開したい」と投稿していた。 セルティックスは、今オフに主要選手を2人(グレッグ・モンローとシェーン・ラーキン)しか失っていないが、そのことについてヘイワードは、「昨シーズンのチームメイトの活躍を見て、僕達には大きな可能性があると確信した。このチームは選手層も厚いから、今シーズンはきっと面白くなるよ」とコメントしている。 1週間前、セルティックスのブラッド・スティーブンスHC(ヘッドコーチ)は、チームの全員が健康な状態で現地9月24日から始まるトレーニングキャンプを迎えられるはずだと述べていた。昨シーズンは、ヘイワードが実質的に全休した他、スター選手のカイリー・アービングも左膝の手術によりレギュラーシーズン最後の15試合とプレーオフの全試合を欠場している。 9月初頭に、スティーブンスHCは以下のようなコメントをしている。 「既に全員が準備万端な状態だと聞いている。多くの選手が怪我から復帰してくるから、全く新しいチームシーズンを迎えるような新鮮な気持ちだ。フルメンバーで、このチームの最強の状態を引き出したいね。」 ヘイワードは、2018-19シーズンを迎える意気込みを以下のように語っている。 「また再びバスケットボールをプレーできること、そしてチームメイトと一緒にプレーできることが凄く嬉しいんだ。ここまでの2週間とこれからの1ヶ月で、試合勘やリズムやタイミングを取り戻していくつもりだ。でも、今のところは凄くイイ感じだよ。」 昨シーズン、セルティックスは2人の先発バックコートを怪我で失いながらもイースタン・カンファレンス・ファイナルまで駒を進めたが、第7戦でクリーブランド・キャバリアーズに敗れている。しかし、そのキャバリアーズのエースであり、8年連続でイースタン・カンファレンスを制してNBAファイナルに進出していたレブロン・ジェームズがウェスタン・カンファレンスのロサンゼルス・レイカーズに移籍したことで、セルティックスが今シーズンのイースタン・カンファレンスの覇者になる最有力と見られている。