ドレイク、コートサイドでのマナーに批判殺到

カナダ出身の人気ラッパーであるドレイクは、トロント・ラプターズのグローバルアンバサダー、そしてチームのナンバー1ファンとしても有名だ。ラプターズのホームゲームでは、その姿をコートサイドで見ない日がないと言っても過言ではない。そんなドレイクの試合中の言動が行き過ぎているのではないかと議論されている。 コートサイドのVIP席に座るドレイクが試合中にコートサイドをうろつき、敵チームの選手を馬鹿にする姿が、ラプターズファンの間でちょっとした名物になっている。しかし、日本時間の今月22日に行われたミルウォーキー・バックスとのカンファレンス・ファイナルズ第4戦でのドレイクのマナーについて批判が殺到した。 この日も変わらずやりたい放題のドレイクは、時折サイドラインを歩き回りながらバックスの選手にちょっかいを出していた。バックスのヤニス・アデトクンボがフリースローを外すと、嬉しそうに立ち上がり馬鹿にしにいった。 第4クオーターにラプターズが14点差でリードすると、興奮したドレイクはラプターズのヘッドコーチであるニック・ナース氏に近づき、彼の肩を揉んだ。この行動が少し行き過ぎているとSNS上で批判が殺到。 NBAリーグセキュリティーが定めたファン行動のルールによると、選手、コーチ、レフェリー、他のファン、そして試合関係者に対する攻撃的な言動、物理的な接触、試合進行の妨害、及びコート内への侵入などの不適切な言動は認められず、ルールに従わない場合は退場させられることになっている。 定められているルールのほぼ全てに違反していたドレイクに対して、バックス関係者やファンからのクレームが殺到している。 バックスのヘッドコーチであるマイク・ブーデンホルザー氏は、ESPNのマリカ・アンドリューズ記者との電話会議で以下の通り述べている。 「ドレイクがラプターズにとってどういう存在であろうと、ファンがコート内に立ち入ることは絶対認めない。」 ドレイクの不適切な言動の数々に痺れを切らしているブーデンホルザー氏は、シリーズの残りの試合をドレイクに好き勝手させるつもりはないようだ。 NBA解説者やファンは、ドレイクがリーグの定めたルールに違反していることを指摘しているが、この一連の騒動についてNBAは未だにコメントをしていない。グローバルアンバサダーというポジションにいるドレイクには、このルールは当てはまらないのだろうか。NBAがドレイクの言動についてどういう対応を取るかに注目だ。 文:ビタラフ アドル

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