右ふくらはぎの肉離れにより戦線離脱中のゴールデンステイト・ウォリアーズのケビン・デュラントは、現地5月30日から始まるNBAファイナルの第1戦に間に合わない可能性が高いようだ。 2度のファイナルMVP受賞歴を持つデュラントは、まだコート上での練習にすら復帰できていない。 一方で、同じく怪我で欠場中のセンターのデマーカス・カズンズは、NBAファイナルの第1戦から出場できる可能性が出てきた。 スティーブ・カーHC(ヘッドコーチ)は、カズンズの復帰について「可能性はあるが、まだ何とも言えない状況だ」と話している。 ウォリアーズは同5月23日に両選手の再検査を行なっており、2人ともNBAファイナルの期間中に復帰できる可能性はある、とのことだ。 カーHCによると、デュラントのウェイト・ルームでのトレーニングは順調に進んでいるそうだ。 今プレイオフに入って1試合平均34.2得点と大暴れしていたデュラントだが、ヒューストン・ロケッツとのカンファレンス・セミファイナル第5戦で負傷し、それ以降は試合に出場できていない。 ロサンゼルス・クリッパーズとのプレイオフ・ファーストラウンド第2戦で左大腿四頭筋を断裂したカズンズは、同23日のチーム練習に参加した。今オフにフリーエージェントを控えるカズンズにとって、このプレイオフでの活躍は大きなアピール材料になる。今シーズン、ようやく自身初のプレイオフ進出を叶えたカズンズは、まだプレイオフで2試合しか出場していない。 加えて、アキレス腱断裂という大怪我からの長いリハビリを経験したカズンズにとって、NBAチャンピオンは人一倍大きな意味を持つはずだ。 カズンズは「今シーズンは俺にとって大変な1年だったから、ようやくNBAファイナルを迎えられて嬉しく思っている。もしNBAファイナルのコートでプレーできるなら、俺は全力を出し尽くすつもりだ」と大舞台への意欲を見せている。 NBAファイナル進出を決めたポートランド・トレイルブレイザーズとのカンファレンス・ファイナル第4戦で左ふくらはぎを痛めたアンドレ・イグダーラは、23日のチーム練習は休んだが、NBAファイナルには万全の状態で復帰できるそうだ。